体が硬くなったのは年齢のせい?

体が硬くなったのは、年齢のせいだから?そんなふうに信じている人は少なくありません。
しかしそんなことはありません。それは単に、つねに動かしている筋肉は柔らかく、
使っていない筋肉が硬くなりやすいということなのです。

筋肉が硬くなると疲れやすくケガをしやすい

人の筋肉の内部には無数の小さな血管が走ってして、
まるでポンプのように筋肉が伸び縮みするたびに、ぎゅっと絞られ血流が促されます。

しかし、筋肉をたまにしか動かさないと、このポンプのような働きがないため血流が悪くなり、
血管も休眠状態になります。

ストレッチ

そのような状態だと筋肉の細胞に必要な栄養素や酸素が運ばれにくいため筋肉は衰えて硬くなってしまうのです。

体の中で硬くなりやすいのは、重力に対して体の位置や姿勢を保つ筋肉です。
機能上、伸び縮みするよりも一定の状態を維持するときに力を発揮している筋肉の方が、
ポンプ作用が働きにくいために、血流が悪くなって硬くなりやすいのです。

また、特に硬くなりやすいのは、筋肉の中でも下半身ではふとももの裏側の筋肉とふくらはぎで、
上半身では胸の筋肉です。

太ももの裏側は骨盤と膝を結んでいるので、硬くなると膝が引っ張られて曲がってきます。
また、足元を安定させるために土踏まずのアーチが下がってベタ足気味になります。

何か運動をしようと思い、ウォーキングをする場合でも、
膝が曲がっていると当然のことながら歩幅は狭くなり、
土踏まずのアーチで衝撃を吸収されにいため疲れやすくなってしまったり、
ケガをしやすくなってしまいます。
また、足首がクッションにならないため負担が大きくなってアキレス腱を損傷しやすくなります。

筋肉を柔らかくするストレッチの習慣

大胸筋とは肋骨と鎖骨の中央部から上腕に向かって伸びている部分で、
上半身で硬くなりやすい筋肉です。

ここが硬くなると、肩が前方に引っ張られるため背中は円柱のように丸くなり、
肩甲骨は背骨からだんだんと離れていきます。

肩こり

このように肩甲骨に繋がっている背中の筋肉は引っ張られたまま硬くなってしまいます。
あまり動かすことがなく伸び縮みがなければ血行も悪くなり、
酸素や栄養素が供給されないため、硬くなり筋肉がゆるみにくくなります。

つまりこれが肩こりの原因です。
これは血行不良になっている状態ですから、もみほぐすと少し血流も回復して気持ちがいいのですが、
これは単に一時しのぎでしかありません。
根本的な解決は、硬くなった大胸筋を柔らかくすることなのです。

このように、膝が曲がってベタ足になったり、背中が丸まった姿勢など、
いかにも見た目も老人っぽい姿勢は、いずれも硬くなった筋肉が原因であるのです。
縮こまって硬くなった筋肉と、弱くなった筋肉によって、バランスが悪くなり骨格にひずみが生じているのです。

解決方法としては硬くなった筋肉はストレッチを習慣にして柔らかくすることです。
ストレッチを行うポイントは次の3点です。

  • 筋肉の温度が上がっている時に行う。
  • リラックスしている状態で行う。
  • 他の筋肉にあまり力が入らない状態で行う。
  • 反動を使わず伸ばすのがストレッチのコツです。
    ゆっくりと伸ばしたら、心地よく感じるポイントで息を止めず15~30秒間静止します。
    筋肉は温まっていると伸びやすいので、
    入浴中はストレッチを行う条件がそろっているのでベストタイミングです。

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