メタボリックシンドロームを知ろう

近年になり「メタボ」という言葉が、多くの人に使われるようになりました。

言葉としては、あまりにも有名で、いわずと知れたメタボリックシンドロームのことですが、
健康診断などでメタボと診断されても、単に、お腹が出ている見た目のこととして、
気にはしつつも放置している人は多いのかもしれません。

しかし実際はそんなに気楽なものでほありません。
メタボは見た目だけだけではなく、心臓病や脳卒中などの病気の直接的な原因となる
動脈硬化をおこす一歩手前の危険な状態なのです。

メタボリックシンドロームとは

メタボのお腹

メタボリックシンドロームの早期発見と改善を目的とした制度として、
2004年4月、厚生労働省管轄のもとに、
健康保険組合各市町村などに実施機関が設けられ特定健診・特定健康指導」が始まりました。

これがいわゆるメタボ検診といわれるものですが、40~70歳の医療保険加入者の全員が対象となっています。

このメタボリックシンドロームですが、実はその判断基準や定義は国や学会によって明確に定められておらず、異なるのが現状です。
そのため「内臓脂肪症候群」「代謝症候群」「インスリン抵抗性症候群」などの症候の別名で呼ばれることもあります。

しかし、定義がまったくバラバラというわけでもありせん、判断基準となる数値は異なりますが、
メタボの判断基準は3つの点では共通しています。

■血圧が高い(高血圧)
■血糖値が高い(高血糖)
■中性脂肪が多い(高中性脂肪)

以上のような条件を満たしている人にはお腹がポッコリ出ている人が多いという特徴があるため、
まず外見的な腹部肥満でメタボ危険度に黄色信号が灯ります。

メタボというと「ただの肥満」と考えている人も多いかもしれません。
もちろん、メタボは「シンドローム」というようにそれ自体は病気ではなく症候群でしかありません。

しかし、上記の症状が続けば「動脈硬化」を誘発し「心臓病」や「脳卒中」など
死につながる深刻な疾病に発展する危険性があります。

メタボのほんとうの怖さはそこにあるのです。
国をあげてまで「特定健診・特定保健指導」を実施している理由も、
症状が死に至るまで悪化する前に予防を注意喚起する点に集約しています。

メタボリックシンドロームの4つの診断基準

厚生労働省ではメタボの診断基準を以下の4つに規定しています。
①の腹囲に合わせて、②~④の項目のうち二つ以上を満たした場合メタボと診断されます。


①腹囲(へそ周り)
 ・男性85cm以上
 ・女性90Gm以上


②高血圧
 ・最高(収縮期)血圧130mmg以上
 ・最低(拡張期)血圧85mmg以上
  のいずれかまたは両方


③高血糖
 ・空腹時血糖値 110mg/dL以上


④高中性脂肪
 ・中性脂肪 150mg/dL以上
 ・HDLコレステロール 40mg/dL未満
  のいずれかまたは両方

メタボ健診では、①の腹囲計測はもちろん、②~④の測定のために血液検査を行ないます。
一般的に、企業などで行なう定期健康診断とあわせてメタボ健診を受診する人が多いようです。
市町村の自治体でも「特定健診・特定保健指導」を行なっているので、問い合わせてみましょう。

検査の結果、メタボと診断された人は「特定保健指導」を受けることになります。
メタボのリスクの度合によって2つのタイプの特定保健指導があります。

【動機付け支援】
生活習慣を見直すための目標を設定できるように支援してくれる。6カ月後に生活習慣の様子の聞き取り、目標達成の評価がある。
【積極的支援】
3カ月以上複数回にわたって積極的に、生活習慣を見直し実践できるように支援してくれる。6カ月後に生活習慣改善状況の聞き取り、効果の度合いの評価がある。

メタボになりやすい生活習慣を知ろう

メタボと診断される人には、いくつも共通点が見られますが、
それを一言でにいえば不摂生な生活があげられます。

例えば、以下のようなことです。

■偏った食生活(食事の時間が不規則、偏食等)
■体を動かす機会がない。
■喫煙、飲酒が習慣化している。

体によくないとわかっていながらも、生活習慣を改善することは毎日忙しく働いる人にとっては、
努力と根気のいることです。

「喫煙くらい」とか「一日1本のビールくらい」など、
確かにひとつひとつを見ればそれくらいのことかもしれません。
しかし「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、
ちょっとした毎日の不摂生な生活の積み重ねが重大な疾病につながるのです。

不摂生な生活を続けていれば、とうぜん体に脂肪が蓄積されてきます。
毎日、体重計に乗る習慣がない人が、最近スボンやスカートがきつくなって、
久しぶりに体重計に乗ってみたところ、あまりの体重増加にショックを受けたという人は少なくない思います。

体重の増加が即メタボ=肥満ではありませんが、
標準体重や肥満度をあらわすBMIの数値を知ることも、メタポ対策のひとつの指針にはなるでしょう。

BMIと標準体重を知ろう


BMl=体重(kg)÷{身長(m)X身長(m)}
標準体重(kg)={身長(m)X身長(m)}x22

BMI値

(例)身長170cm、体重75kgの人の場合
BMl=75kg÷{1.7mX1.7m}=25.9
標準体重(kg)={1.7mX1.7m}x22=63.6

この人の例では、BMlが25以上となるので肥満度1となります。

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